台湾輸出受注、3月前年比1.2%増で予想下回る 当局はAIに期待

[台北 22日 ロイター] - 台湾経済部が22日発表した3月の輸出受注は前年同月比1.2%増の471億6000万ドルで、ロイターがまとめた予想の3.55%増に届かなかった。2月は10.4%減少していた。

経済部は先行きについては強気の見方を示しており、人工知能(AI)アプリケーションの需要が急増して台湾のハイテク製品の将来的な需要を促進すると見込んだ。

「AI、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、クラウド産業の需要は引き続き増加しているが、従来品の需要はまだ大きくは回復していない」と指摘。4月の輸出受注は前年比1.2─5.9%増加すると予想した。

3月の輸出受注の内訳は、電気通信製品が前年比4.3%増、電子製品が12.0%増となった。

国・地域別では中国からが7.7%増(前月は5.5%減)、米国は2.2%減(同5.8%減)、欧州からが6.2%減(同35.6%減)、日本は18.0%減(同28%減)だった。

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