秋田県由利本荘市の住宅でクマが玄関のガラス扉を突き破り家に入り込みました。中には住人がいましたが鉢合わせせずけがをした人はいません。
警察によりますと、21日午後4時前由利本荘市新沢の住宅で体長1メートルほどのクマが風除室のガラスを破って家の中に入る姿を近所の人が目撃しました。
クマは風除室や玄関のガラス扉2枚を割ったほか台所にあるアコーディオンカーテンの一部を壊しました。2分ほど家の中を歩き回り住宅のすぐ裏の山の中へ走り去ったということです。目撃した人はクマが住宅と住宅の間の道をすり抜けまっすぐガラス扉に突進したと話しています。
この家には3人が住んでいて1人が家の中に、もう1人は敷地内にいて2人とも大きな物音を聞いていますがクマと鉢合わせておらずけがはありませんでした。また、クマが入ったとみられる台所のテーブルには食べ物がありましたがクマが食べたりあさったりした跡はなかったということです。
この集落では2023年の秋にクマとみられる柿の木の被害があり、12月になってもクマを目撃した人がいたということです。
県内では例年よりも早い時期からクマの目撃が相次いでいて、2024年これまでに確認されたクマによる建物被害はこれが2件目です。