「母は新型コロナのワクチン接種で亡くなった」 女性(63)が国や製薬会社を提訴「母の供養と後遺症に苦しむ人に力を」

新型コロナワクチンを接種したあと死亡した女性の遺族が22日、国などに損害賠償を求めて提訴しました。

新型コロナに感染しないためにワクチンを接種翌日に母は亡くなった

訴えを起こしたのは福岡県豊前市に住む服部昌子さん(63)です。

服部さんの母、津田廣子さん(当時89)は2023年11月、豊前市で6回目の新型コロナワクチンを接種した後に高熱を出し、翌日、死亡しました。

服部さんは、津田さんが死亡したのはワクチン接種が原因であり、ワクチンの安全性を検証しなかった責任があるとして、国や製薬会社などにあわせて約3100万円の損害賠償を求めて22日、福岡地裁行橋支部に提訴しました。

提訴は母の供養とワクチンの後遺症に苦しむ人に力を与えるため

服部昌子さん「今回訴訟を起こすことで、母の供養とワクチン接種で亡くなった方の遺族や、ワクチンの後遺症で苦しんでいる方に力を与えるきっかけになればいい」

代理人の弁護士によりますと新型コロナウイルスのワクチン接種が原因で死亡したとする訴えは福岡県内では2例目となります。

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