JR横浜線の八王子駅で3月25日から可動式ホーム柵(ホームドア)の運用が始まった。
ホームドアは、転落事故や列車との接触などを防止するために設けられる安全設備。泥酔者や視覚障害者などの事故がが後を絶たず、各電鉄会社ではホームドアの設置を進めている。
JR東日本八王子支社の担当者は、「お客さまにこれまで以上に安心してご利用いただくため、2031年度末頃までに東京圏在来線の主要路線駅でホームドアの設置完了を目指す」とし、横浜線でも順次ホームドアの設置工事を行っている。
現在、横浜線には八王子駅から東神奈川駅まで20駅あるうち、ホームドアが設置されているのは15駅。乗降人数や目の不自由な人の利用状況、ホームドアの開口位置とその駅に乗り入れする全車種の扉位置の兼ね合いなどをかんがみ、準備が整った駅から設置工事を進めているという。