宮城県産イチゴがグアムへ!新店舗オープンで販路拡大 年間10トン輸出予定

宮城県は、4月22日、県内産のイチゴのグアムへの輸出を始めました。販路拡大を目指し、ディスカウント店の運営会社と結んだ協定で実現したもので、イチゴは25日にグアムにオープンする店舗に並ぶ予定です。

22日、山元町の農業生産法人では、県内で生産されたイチゴ、840パックがグアムに向け出荷されました。県はこれまで、ドン・キホーテの運営会社との協定などに伴い、タイ、シンガポール、香港、マレーシア、台湾の店舗に県内産のイチゴを輸出してきました。

こうしたなか、4月25日にグアムに新たな店舗がオープンすることになり、運営会社からの要請を受け、輸出が決まりました。

出荷した農業生産法人「ごえん」 平田勘司郎専務
「販路としては国内市場と地産地消の形が主ではありますけど、ちょっと限界を感じていたところも正直なところでございました。宮城のイチゴの品種と特性を生かして、海外に大きく販路が開けたというところに非常に期待している」

県国際ビジネス推進室 鈴木清英室長
「PPIH(ドンキの運営会社)は海外に非常に広い販路、店舗を持っていますので、店舗のニーズをよく聞き取って、新しい販路の拡大につなげていきたい」

県内全体では22日、あわせて3840パック、およそ1トンのイチゴが出荷されていて、県は今年度、およそ10トンのイチゴをグアムに輸出したいとしています。

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