湯河原の老舗「亀屋旅館」、運営会社が破産手続き開始 負債は1億5千万円 23年夏にリニューアル

 昨年夏に名前を変えてリニューアルオープンした湯河原町の老舗旅館「亀屋旅館」(同町宮上)の運営会社が横浜地裁小田原支部から破産手続きの開始決定を受けた。決定は3月21日付で、負債額は1億5千万円。旅館は運営委託先の会社により営業している。

 帝国データバンク横浜支店によると、旧旅館名と同名の運営会社「亀屋旅館」は、景気悪化による個人消費の低迷や近隣旅館との競合などで旅館経営が悪化。2018年8月期の売り上げは約4500万円だったが、20年8月期には約2千万円に落ち込んでいたという。

© 株式会社神奈川新聞社