摂食障害の治療支援センターを獨協医大病院に設置 栃木県議会常任委員会

とちぎテレビ

栃木県議会の常任委員会が22日開かれて、過食症や拒食症などの「摂食障害」の治療支援センターを新たに設置したことなどが報告されました。これは生活保健福祉委員会で説明されたもので4月1日、壬生町の獨協医科大学病院に委託する形で設置しました。

「摂食障害」は若い女性に多く、国内の患者の数は20万人以上といわれます。しかしこれまでは、専門性が高い治療ができる医療機関が全国的に限られている現状があり、県では今回、国の精神保健対策補助金を活用して県内で治療を受けられる体制の整備に乗り出しました。同じような治療支援センターは、昨年度末までに全国6つの都道府県に設置されていて栃木県は7番目となります。

今後、コーディネーターを配置して患者の相談を聞いたり適切な治療を行ったりするほか、「摂食障害対策推進協議会」の設置・運営などを進めます。

その他、県政経営委員会では県庁前の栃木会館跡地などの整備検討について委員から「いつぐらいまでかかるのか」と質問がありました。県では昨年度、活用方法について民間事業者10者にサウンディング型市場調査を行っていて、今後はマンションやスポーツ施設、にぎわい創出の施設など類型化して整理していく方針ですが、期間については「具体的にいつまでと言える状況ではない」としました。

また、来年4月からの大阪・関西万博については、万博を運営する日本国際博覧会協会から出展内定の連絡はまだ来ていないことが説明されました。

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