山口県総体の前哨戦 高校バレー中国大会予選 圧巻の強さ誠英 追うのは県鴻城か高川学園か

高校バレーの中国大会予選がきのうまでの3日間行われました。

高校総体の前哨戦ともいえるこの大会。

前日までのトーナメントでベスト8が出そろい、きのうは1位から4位、5位から8位の2グループに分かれて総当たり形式で最終順位を決めました。

女子の部、圧巻の強さを見せたのはインターハイ42回、春高44回の出場を誇る誠英。

春高ベスト4の中心選手が4人残る常勝軍団は、この日も1セットも落とすことなく優勝。

春高優勝校岡山県の就実を倒すべく、中国大会への切符を手にしました。

古谷茉衣子 誠英キャプテン
「誠英として、伝統校として負けられないというプライドがあるので、1戦1戦どんな大会でも勝ち続けないといけないと思ってます」

激しさを帯びたのは2位のいすをめぐる戦い。

過去5年で春高予選3度の準優勝・県鴻城と新進気鋭の下級生集団・高川学園がぶつかりました。

試合はフルセット、終盤までもつれ、21対21で並びます。

県鴻城はエースでキャプテン、平石にボールを集中させ得点を重ねます。

高川も粘りますが、県鴻城が逃げ切り、準優勝を果たしました。

平石杷音 県鴻城キャプテン
「高川も自分たちと(試合を)する時には調子が上がってくるので、それに絶対負けないって気持ちでやって、自分たちも(調子が)上がる」

私立の躍動が目立つ中、公立高校も気を吐きます。

ノーシードからベスト8に残った萩は下関短大付属に勝利。

部員わずか7人も、2日間で4試合というハードスケジュールを戦い抜き、7位という結果でした。

岡本由蘭 萩高校キャプテン
「公立で(上位に)絶対入ってやろうという気持ちで頑張りました。交代がいないのにみんなが最後まで全力で頑張ってみんな仲いいので鼓舞し合って最後まで頑張れた」

上位4チームの誠英、県鴻城、宇部商業、徳山商工は5月10日から山口市で行われる中国大会に出場します。

© テレビ山口株式会社