兵庫県警葺合署は22日、神戸市東灘区に住む会社役員の男性（76）が、交流サイト（SNS）で知り合った人物から投資名目で約2162万円をだまし取られる被害があったと発表した。相手は女を装って親近感を抱かせるメッセージを送ってきていたといい、同署は「ロマンス詐欺事件」とみて捜査している。
同署によると男性は昨年末、フェイスブックでこの人物と知り合い、連絡を重ねる中で「私が支えるから」といったメッセージが届くようになった。男性が仕事の悩みを打ち明けたところ、外国為替証拠金取引（FX）による投資を持ちかけられ、1月下旬から14回にわたって計2162万円を指定口座に振り込んだ。
22日には神戸市西区の女性看護師（51）も、香港人男性を名乗る人物に906万円をだまし取られたと神戸西署に届け出た。SNSで恋愛感情をほのめかされ、暗号資産の取引所のサイトを紹介されたという。
