両親殺害容疑の長男逆送 横浜家裁、近く起訴判断

 相模原市南区のマンション一室で2月、住人夫婦の遺体が見つかった事件で、横浜家裁は22日、殺人容疑で家裁送致された長男(16)の少年審判を開き、検察官送致(逆送)を決定した。横浜地検が近く起訴するかどうか判断する。

 三上孝浩裁判官は決定理由で「事案の内容や社会に与える影響に照らすと、検察官に送致し、刑事処分の対象とするのが相当」と指摘した。万引したとする窃盗の疑いについても逆送とした。

 2月13日、父親(52)の勤務先が「連絡が取れない」と相談し、神奈川県警が遺体を発見した。

 県警は14日、父親に対する殺人容疑で逮捕し、3月、母親(50)への殺人容疑で再逮捕した。3人暮らしだった。

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