息子「母さんの飯はまずい!」母「じゃあ何も食べるな!」【反抗期の息子】のご飯を作らずにいると!?

お子さんがいる家庭では、家事に育児に自分の仕事に、てんてこ舞いな毎日を送っている親御さんも多いのではないでしょうか?
今回は、筆者の友人がついカッとなった、反抗期の息子とのバトルエピソードをどうぞ。

今でこそ息子と協力し合って過ごしているも……

私は、高校生の息子がいるシングルマザーです。

朝早くから職場に向かい、しっかり残業して帰ってくる毎日。

家事もあるので、寝るのは日付をまたぐのが当たり前、というハードな日々を送っています。

それでも頑張れる力の源は、息子の存在。

「俺が食器洗うよ」
「今日も仕事お疲れ様」
と思いやりにあふれた息子のおかげで、二人三脚で生活しています。

今でこそ落ち着いた息子ですが、中学時代の《反抗期》でのバトルがとても壮絶でした......。

言葉も行動も荒かった息子の反抗期

息子の反抗期は、中学生になってから始まりました。

なぜかいつもイライラしていて、虫の居所が悪いと、私が言うことすべてが気に入らない様子。

「うるせえ!」
「いちいち口挟むな!」
「俺の人生なんだから関係ねえだろ!」

ときには、棚や椅子を蹴ったりすることも。

いつの間にか、私より明らかにガタイがよくなった息子を、怖く感じるときもありました。

それでも、私たちは2人家族。

「母としてしっかりしなくては」
と注意すべきことはしっかり叱り、毎日のように口喧嘩していました。

《夜ご飯》で言い争いになり……

そんなあるとき、残業で疲れて帰ってきた私はリビングでびっくり!

何度も口酸っぱく言っているにも関わらず、夕食前なのに息子がお菓子を広げて食べていたのです。

「お菓子を夕飯前に食べるなって言ってるでしょ!」
「いつも夕飯残すんだからやめなさい」
と叱るも聞く耳持たず。

口うるさい母が煩わしくなったのか、しまいには
「母さんのごはんはまずいんだ!」
と言ってきました。

これにはさすがにカッとなった私。

「栄養を考えてアンタの嫌いな野菜も入れてるの!」
「そんなに言うならもう何も食べるな!」

それからというものの、用意するのは私のご飯だけ。
息子の食事は一切用意せず、自分で作らせることにしたのです。

息子が料理の大変さを身にしみて感じてくれた

すると3日後、まさかの展開に!

「母さんごめんなさい」
「俺じゃあんなにたくさん上手に作れない」

息子は試行錯誤して料理にチャレンジするも、焦げたり生焼けだったりと失敗ばかり。

母のありがたみが分かった、と謝罪してくれたのです。

さらに加えて、
「掃除や洗濯もいつもありがとう」
「俺頼りすぎだった」
と反省していました。

それから息子は、反抗期を脱却!
食器洗いや洗濯物干しなど、自ら家事の手伝いをしてくれるようになりました。

何事も、自分でやってみることが大事なんだな、と思った出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい

© 株式会社ファッションニュース通信社