ウオッチナビ編集部が選ぶ“定番クロノグラフの派生モデル”3選

By WATCHNAVI salon

ウオッチナビ編集部が選んだ【オメガ(OMEGA)】、【ゼニス(ZENITH)】、【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】の新作クロノグラフを紹介。どれもブランドを代表する定番クロノグラフから派生したもので、伝統と最先端の技術や素材が共存した力作揃いとなっている。

「スピードマスター」に新開発ムーブメントを搭載

1968年、人類初の月周回飛行に成功したNASAのアポロ8号の搭乗員が「スピードマスター」を着用していたエピソードに敬意を示す「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」。2018年にアポロ計画50周年を記念して発表した「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」と同じデザインを採用する一方で、ディテールと洗練度をブラッシュアップし、より現代的なタイムピースに仕上げている。

【ここに注目!】

本機最大の見どころは、新開発のムーブメント、キャリバー 3869の採用だ。業界最高基準の精度を誇るこのムーブメントはコーアクシャル マスター クロノメーターの基準を達成し、スイス時計業界最高レベルの精度、クロノメーター性能、15000ガウスの耐磁性能も備える。

オメガ「ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ 8号」 Ref.310.92.44.50.01.001 222万円/手巻き(Cal.3869)、毎時2万1600振動、50時間パワーリザーブ。ポリッシュ&ブラック仕上げのブラックセラミックケース(シースルーバック)、ブラックラバーストラップ。ボックス型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径44.25mm、厚さ12.97mm。5気圧防水。

問い合わせ先:オメガお客様センター TEL. 0570-000087 https://www.omegawatches.jp/ja/

チタン使用で「クロノマスター スポーツ」を大幅に軽量化

テニストーナメント、UTS 2024との絆の証として誕生した「クロノマスター スポーツ チタン」。41mm径のチタンケースにブラッシュ仕上げのチタンベゼルを備え、サンバースト仕上げを施したニッケルグレー文字盤を採用するスタイリッシュかつスポーティな仕上がりが特徴だ。3つのサブダイアルは、アンスラサイト、グレー、シルバーと異なるカラーでデザインされ、デザイン性と視認性を両立。1/10秒計測を可能にする高振動自動巻きクロノグラフ ムーブメント、エル・プリメロ 3600を搭載。

【ここに注目!】

ブレスレットもチタン製で、ステンレススチール製モデルに比べて、約30%の軽量化を実現。汎用性の高い「クロノマスター スポーツ」に、軽やかな装着感という新たな魅力が追加された。

ゼニス「クロノマスター スポーツ チタン」 Ref.95.3100.3600/39.M3100 155万1000円/自動巻き(エル・プリメロ 3600)、毎時3万6000振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径41mm。10気圧防水。

問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL.03-3575-5861 https://www.zenith-watches.com/ja_jp

「カレラ」のイメージを覆すグリーン文字盤

「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」に、サーキュラーサテン仕上げが施されたティールグリーンの文字盤を採用。100m防水を備える39mm径のステンレススチール製ケースには、ブラックのアリゲーターレザーストラップを組み合わせて、落ち着きのあるモダンなスタイルを実現。高精度を誇る自社製のクロノグラフムーブメント、TH20-07 DATOを搭載する。

【ここに注目!】

ブルーのイメージが強い「カレラ」だが、トレンド感のあるティールグリーン文字盤の採用によって、新たな魅力が引き出された印象だ。3時位置にクロノグラフ分表示、9時位置には日付表示というシンプルなフェイスデザインも本機の大きな魅力。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」 Ref.CBS2211.FC6545 81万9500円/自動巻き(Cal.TH20-07 DATO)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&アリゲーターストラップ。直径39mm。10気圧防水。

問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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