国営ひたち海浜公園 来園者4000万人突破 茨城・ひたちなか

見頃を迎えた国営ひたち海浜公園のネモフィラ=19日午後、ひたちなか市馬渡

国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市馬渡)は22日、累計来園者が4000万人を突破したと発表した。ネモフィラやコキアが注目されるようになり、国内外から来園者が増加。突破は21日で、開園から32年6カ月での達成となった。

同園は1991年10月に開園。総面積350ヘクタールのうち215ヘクタールに、プレジャーガーデンやバーベキュー広場、たまごの森などを整備。四季折々の花々や自然、レジャーを満喫できる公園として親しまれている。

「みはらしの丘」では2002年度からネモフィラ、05年度からコキアの植栽を開始。丘一面を青色の花や赤色の紅葉が染める景観が人気を集め、13年発行の書籍「死ぬまでに行きたい世界の絶景」や交流サイト(SNS)などで紹介されると、訪日観光客も多数訪れるようになった。

同園によると、来園者は04年度に1000万人、13年度に2000万人を突破。5年後の18年度には3000万人を達成し、同年度の来園者数は過去最多の229万人を記録した。コロナ禍で一時100万人を割り込んだが、現在は回復傾向にある。

同公園を運営するひたち公園管理センターは「年間を通じて花々を楽しめる公園の魅力を今後も高めたい」としている。

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