マンチェスター・Uの新監督候補にバイエルンのトゥヘル監督が浮上 すでにラトクリフ卿と接触か

写真:ラトクリフ卿と接触を図ったというトゥヘル監督©Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドのオーナーを務めるサー・ジム・ラトクリフ卿は、エリック・テン・ハフ監督の後任としてバイエルンのトーマス・トゥヘル監督に接触を図ったという。ドイツ『Kicker』が報じている。

ラトクリフ卿は、テン・ハフ監督の今シーズンの働きと成績に満足しておらず、同監督の来シーズン以降の去就は未だ不透明となっている。また、FAカップ準決勝でコヴェントリー・シティに勝利し決勝進出を決めたものの、その試合内容はテン・ハフ監督に対する信頼を大きく揺るがすものになったようだ。

テン・ハフ監督とマンチェスター・ユナイテッドの契約は2025年6月までと残り1年残されているが、ラトクリフ卿は新たな監督を迎え入れることに意欲的なようだ。

そこで今シーズン限りでバイエルン退任を表明しているトゥヘル監督に白羽の矢を立てたようで、『Kicker』によると両者はすでに接触したという。ラトクリフ卿はチェルシーやPSG、バイエルンでタイトルを勝ち取ってきたトゥヘル監督を「高く評価している」と報じられている。

リヴァプールOBでイギリス『Sky Sports』の解説者を務めるジェイミー・キャラガー氏も、テン・ハフ監督の続投に懐疑的な様子でFAカップ準決勝コヴェントリー・シティ戦後に以下のように語った。

「この結果(FAカップ準決勝コヴェントリー・シティ戦)でテン・ハフ監督は職を失ったと思う。彼が残留するとは思えない。決勝では勝てるかもしれないが、何の進展も見られない。オーナーたちはこの状況を前向きに捉えられないだろう」

またトゥヘル新監督が誕生した場合、大幅なスカッド変更が予想されている。カゼミーロやラファエル・ヴァラン、クリスティアン・エリクセンといったベテラン選手に加え、アントニーなども退団する可能性もあるようだ。

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