【楽天】今シーズン初のカード勝ち越し(週末の西武戦)

12球団で唯一カード勝ち越しがなかった楽天。週末の西武戦で開幕7カード目にして初のカード勝ち越しを飾った。

★連敗で迎えた19日(金)の初戦。楽天は4点を追いかける8回、ランナーを2人置いて岡島豪郎選手がライトスタンドギリギリに飛び込む3ランホームラン。岡島選手の今シーズン第1号で1点差まで詰め寄ったが、反撃もここまで。接戦を落とし3連敗を喫した。

★20日(土)の試合は石原彪選手が魅せた。2対2の同点で迎えた8回、ランナーを2人置いて打席に立つと、右中間を破る2点タイムリー2ベース。今江監督も「一番成長している」と話す石原選手の1打で勝ち越しに成功する。さらにチャンスで迎えた9回には3塁線を破るタイムリーを放ち、この日3安打3打点。プロ8年目で自身初の猛打賞!石原選手の活躍で土曜日の試合をものにした。

〈石原彪選手〉

「なかなか粘れていた試合があったが、そこで点を取られたりして負けたことがあったので1本出て良かったと思います。いっぱい勝つのでまた熱い応援よろしくお願いします」

★今シーズン初のカード勝ち越しを懸けた21日(日)の3戦目。先手を取ったのは楽天。3回、ランナー3塁・2塁のチャンスをつくり、村林選手がライトへのタイムリーヒット!8試合ぶりに先制点を奪う。

先発は今シーズン3度目の登板、藤井聖投手。毎回のようにランナーを背負いながらもあと1本を許さない粘りのピッチング。5回無失点の好投で先発の役割を果たした。

1点のリードを守り迎えた9回。守護神・則本昂大投手が不在の中、マウンドに上がったのは3年目・西垣雅也投手。2アウトながらランナーを3塁に背負う。それでもラストバッターをサードゴロに仕留め、リードを守り切った。

西垣投手はプロ初セーブ。そしてチームは今シーズン初のカード勝ち越しを完封勝利で飾った。

楽天はカード勝ち越しで順位を5位に上げた。23日からはホームで2位・日本ハムと3連戦。

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