特許を取得した発明の産業化率が39.6%に―中国

2023年は中国で特許を取得した発明の産業化率が前年より2.9ポイント上昇して39.6%に達し、5年連続で着実に向上しています。

中国国家知識産権局がこのほど発表した「2023年中国特許調査報告」によると、2023年は中国で特許を取得した発明の産業化率が前年より2.9ポイント上昇して39.6%に達し、5年連続で着実に向上しています。

中国の企業では革新の主体として、特許取得済みの発明の産業化率が前年より3.2ポイント上昇して51.3%に達しました。このうち、中小企業による産業化率は前年より8.6ポイント上昇して53.9%となり、零細企業についても同11.8ポイント上昇して33.8%に達しました。

企業が産業化を実現した特許取得済み発明の平均収益は、2023年は1件当たり前年より3.8%増加して829万6000元(約1億7721万円)に達し、独自ブランドの製品に用いられる特許取得済み発明の産業化による平均収益は、1件当たり1067万1000元(約2億2800万円)と、特許とブランドの総合的運用の効果がより際立っていることが示されます。(提供/CRI)

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