フィギュアの小松原美里 引退発表 備前出身 アイスダンス五輪団体銀

小松原美里

 フィギュアスケートの2022年北京冬季五輪団体銀メダリストでアイスダンスの小松原美里(31)=倉敷FSC、備前市出身、写真=が今季限りで引退するとマネジメント会社が22日発表した。プロに転向し、アイスショーなどで活動する。

 米国出身で20年に日本国籍を取得した夫の尊(32)とのコンビは解散し、尊については「さまざまな可能性を熟考している状況」という。

 9歳でフィギュアを始めた美里は学芸館高に進学後、男女2人一組で演技するアイスダンスに種目変更した。16年から尊と組み、全日本選手権は通算5度の優勝を飾った。21年は高橋大輔(倉敷市出身)村元哉中組を破って初の五輪代表となり、北京大会に出場した。

 2人は連名で「どのように生きていくか模索しながら、人としてさらに成長していけるように学び続けます」との談話を出した。

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