吉田恵輔監督『佐津川愛美映画祭』でムロツヨシの〝変化〟を語る「グッと我慢してる」

佐津川愛美(左)と吉田恵輔監督

「佐津川愛美映画祭」で元「V6」森田剛の演技スタイルを吉田恵輔監督が明かす「森田さんは現場でねっていう…」

女優・佐津川愛美(あいみ=35)のデビュー20周年記念企画「佐津川愛美映画祭」が22日夜、都内で初日を迎えた。

佐津川は14歳の時にスカウトされ芸能界入り。デビューは写真集だが、映画だけでも出演作は70近くある。今回の周年企画は後輩の「やりたい」というひと言から立ち上がり、映画祭という形式にした一番の理由は「映画が大好きだってところで、映画館にこだわってやりたいなって思って…」と本人は説明した。

初日の上映作品に選んだのは「ホントに大好きな作品」という「ヒメアノ~ル」(2016年)で、この日はメガホンを握った吉田恵輔監督(48)がゲスト登壇。「さっつんはなんか、人を巻き込むっていうか、人と仲良くなるのうまいよね。入ったばっかりのまだ若いスタッフとかも結構みんな仲良くしゃべるから、距離感がものすごく近いね」と話し、佐津川を「わぁ、うれしい」と喜ばせた。

演技者としての佐津川は「映画についていろいろ話してる時に、結構自分の意見とかそういうのちゃんと言う、すごいしっかりしてる方」という。

一方で、同作が映画の単独初主演作となった元「V6」森田剛は、吉田監督いわく「『やってみないと分かんなくないですか?』って言ったら『はい』って言ってたから、森田さんは現場でねっていう…。(佐津川らと)タイプが違うと思う」。

もう1人の共演者ムロツヨシについては「すごい、なんかあの時は楽しいムロだった」と振り返ったが、最近は違う印象を持っている様子。「ちょっと大御所の〝ムロ感〟がね。主役としてドーンと構えて、おチャラけるのをグッと我慢してる。すごいおチャラけたい顔してたけど、我慢してた」。

吉田監督は一昨年公開のムロ主演作「神は見返りを求める」で監督を務めている。

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