“日韓戦”に敗れたU23日本代表、主将の藤田譲瑠チマ「この敗戦を無駄にしないように…」

AFC U23アジアカップ カタール2024のグループB第3節が22日に行われ、U-23日本代表はU-23韓国代表に0-1で敗れた。試合後、チームのキャプテンを務めるMF藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)がフラッシュインタビューに登場した。

試合は立ち上がりにMF平河悠(FC町田ゼルビア)の突破からチャンスを作ったものの、時間の経過とともに、U-23韓国代表のミドルブロックの前に攻めあぐねる時間が続く。スコアレスで後半へ折り返すと、75分にはセットプレーから失点。終盤にはMF藤尾翔太(FC町田ゼルビア)の突破から生まれた決定機や、藤田の放ったミドルシュートなど、悪くないシーンを増やしていったが、反撃及ばず。0-1で敗北を喫した。

同試合に63分から途中出場した藤田は「最後は勝って、良い流れで(決勝トーナメントへ)行きたかったのですが、この敗戦を無駄にしないように、次に向けて良い準備ができればいいと思っています」と心境を明かす。この敗北によって、U-23韓国代表がグループBを首位通過し、U-23日本代表は2位で決勝トーナメントへ進むことが決定。準々決勝では、開催国のU-23カタール代表と対戦することが決まったが、藤田は「試合を見ている感じでは、審判のレフェリングなどで難しい部分もあると思います」と本音を漏らしつつも「僕らはチームとしてしっかりとサッカーをして、勝ちたいと思っています」と意気込んだ。

キャプテンとして臨んだ今大会、藤田は現在のチームの雰囲気を「良い感じ」と表現したが、「この敗戦でバラバラにならないように、自分を中心にまとめあげて、良い方向を向けたらいいと思っています」と気を引き締めている。2勝1敗という成績で終えたグループステージの3試合を振り返って、次のようにチームの強みも語った。

「最初の2試合は無失点で終えられて、簡単に失点をしないことは自分たちの強みだと思っています。そこはトーナメントでも大事になる要素だと思っているので、もう1度集中してやっていきたいと思います」

最後には、ファン・サポーターに向けて「たくさんの方が応援してくれていると思うので、自分たちもその応援に見合うような戦いをして、優勝を持ち帰りたいと思っています。ここからも応援よろしくお願いいたします」とメッセージ。8大会連続となる五輪出場を成し遂げるため、若き日本代表はここから負けたら終わりの決勝トーナメントへ進む。

【ゴール動画】セットプレーから韓国が決勝弾

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