「バラバラにならないように」敗戦を受けて気を引き締めるキャプテン・藤田譲瑠チマ、負けられない戦いへ「優勝を持ち帰りたい」

キャプテンの藤田譲瑠チマ[写真:Getty Images]

U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)がU-23韓国代表戦を振り返った。

22日、AFC U23アジアカップのグループB最終節が行われ、日本は韓国と対戦した。

勝利した方がグループ1位通過となり、準々決勝でU-23インドネシア代表と対戦が決定。敗れた方が2位通過となり、開催国のU-23カタール代表との対戦となる。

試合は韓国が低くラインを設定し、日本は立ち上がりこそ攻め込んでいたものの、なかなかゴールに迫れない展開が続く。

スローペースに付き合ったまま前半はゴールレスドロー。後半、日本は流れを変えようと選手交代を図ると、チャンスの数は圧倒的に増えたものの、この世代の課題でもある決定力不足を露呈。すると75分にCKからキム・ミヌにゴールを許し失点。その後、さらに猛攻を仕掛けるもゴールは奪えず、0-1で敗れることとなった。

試合後のフラッシュインタビューに応じたキャプテンの藤田。この試合はベンチスタートとなったが「最後は勝って良い流れで行きたかったですが、この敗戦を無駄にしたくないです」とコメント。しっかりと、今日の敗戦から修正したいとした。

開催国でもあるカタールとの試合については「試合を見ている感じだと、審判のレフェリングも難しい場面がありますけど、チームとしてしっかりサッカーをして勝ちたいと思います」と、自分たちのペースに持ち込んでいきたいと意気込んだ。

ここまで全員で一丸となって戦ってきた日本。GK山田大樹(鹿島アントラーズ)以外はピッチに立っている。

チームの団結力については「良い感じだと思います」と語った藤田だが
「この敗戦で1回バラバラにならないように、自分を中心にまたまとめあげて、良い方向に向かえればと思います」と、リーダーシップを発揮してまとめ上げたいとした。

この3試合を終えての収穫については「最初の2試合は無失点で終えられて、簡単に得点をやらせない所は強みだと思うので、決勝トーナメントに行っても大事になるので、もう1回集中して入りたいです」とコメント。守備が安定している部分は、強みにしていきたいという。

次は開催国のカタール戦。負ければ、パリ・オリンピックへの挑戦は幕を閉じることとなる。

現地に多く集まったファン・サポーター、そして日本からも応援しているファン・サポーターに向け、藤田は意気込みを語った。

「たくさんの方が応援してくれていると思うので、自分たちもしっかりそれに見合う戦いをして、優勝を持ち帰りたいので、応援よろしくお願いします」

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