【ベトナム】ビンディン省、独社の大規模洋上風力を支援[公益]

ベトナム中南部ビンディン省人民委員会はこのほど、ドイツの再生可能エネルギー会社PNEグループが同省沖で計画する大規模な洋上風力発電事業への支援計画を27項目にわたって発表した。19日付ダウトゥ電子版が報じた。

このうち12項目は投資準備段階に関わる内容で、事業水域の確定や風況調査の実施、フーミー郡港湾計画などとの重複の調整、2030年までの国の海洋基本計画への事業水域の盛り込みなどを含む。他の15項目は実行に関わる内容で、測量や海洋資源調査の許可申請、投資、基本計画、土地、環境、消防などの手続きなどを含む。

同省人民委は事業を進めるために中央省庁に自主的に働きかけるようPNEに提案している。人民委員会のファム・アイン・トゥアン委員長は、この事業がビンディン省の経済・社会発展の原動力になるとして強い関心を表明している。同省もこれまで案件推進のために国防省や運輸省と協議してきたという。

これまでの報道によると、PNEは設備容量200万キロワットの洋上風力発電所を3期に分けて建設する計画だ。

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