テイラー・スウィフト新作、スポティファイで新記録

テイラー・スウィフトのニューアルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』がスポティファイで新記録を樹立した。テイラーの11枚目のスタジオアルバムはリリース日の19日(金)に3億回以上再生、同プラットフォームで1日に最も再生されたアルバムとなり、同記録は2022年の『ミッドナイツ』と『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』が続き、テイラー作品がベスト3を占める結果となった。

スポティファイのXにはこう発表されている。「歴史が作られました!2024年4月19日テイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』はスポティファイ史上1日に3億回以上再生された初めてのアルバムとなりました」

更に同アルバムからのリードシングルでポスト・マローンとコラボした『フォートナイト』は、2001年のアデルの『イージー・オン・ミー』を破り1日に最も再生された曲に、また1日に最も再生されたアーティストのタイトルも昨年10月の『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』に続き保持するかたちとなった。

一方、19日(金)午前0時に同新作が解禁されてからわずか数時間後テイラーは15曲を追加したダブルアルバムを発表していた。「午前2時のサプライズよ」「この2年間苦悩に満ちた多くの詩を綴り、それをみんなと共有したかったから、第2弾『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント:ジ・アンソロジー』があるの。追加15曲よ。そして今、この物語はもう私のものではなくて、すべてあなたのもの」『ジ・アンソロジー』には、アナログ盤のボーナストラック曲として収録されている『ザ・マニュスクリプト』、『ザ・ボルター』、『ジ・アルバトロス』、『ザ・ブラック・ドック』を含む31曲が収められている。

収録曲の多くは、俳優ジョー・アルウィンとの破局やマシュー・ヒーリーとの短いロマンスについてのものだと憶測が飛び交っており、テイラーはインスタグラムへの投稿で「もう終わった」人生の一時期を反映したものだとして「つかの間の運命的な瞬間、つまり衝撃的であると同時に悲しみに満ちた、はかなくも宿命的な瞬間。その瞬間の出来事、意見、感情を反映した新作のアンソロジー」「著者の人生においてこの時期はもう終わっていて、その章は閉じられ、封印された。傷が癒えてしまえば、復讐することも、決着をつけることもない」「そして、よく考えてみると、その傷のほとんどは自分でつけたものだった。著者は、『涙は紙の上のインクという形で聖なるものとなる』と確信している。最も悲しい物語を語り終えれば、そこから自由になれる」「そして、後に残るのは苦悩に満ちた詩だけ」と説明している。

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