EU外相、対イラン制裁拡大で原則合意=ボレル上級代表

[ルクセンブルク 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)外相は22日、イランがイスラエルをミサイルやドローン(無人機)で攻撃したことを受け、対イラン制裁の拡大で原則的に合意した。EU外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が明らかにした。

ボレル氏はルクセンブルクで開かれたEU外相会合後に記者団に対し「ドローンを巡る既存の制裁を拡大することで政治的合意が得られた。ミサイルのほか、ロシアへの移転の可能性も制裁の対象となる」と述べた。

EUは大量破壊兵器の拡散、人権侵害、ロシアへのドローン供給などを理由にイランに対し複数の制裁措置を導入。一部EU加盟国は、ドローンに関連する制裁の対象をミサイルなどにも拡大するよう求めていた。

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