帝国ホテル「日本料理寅黒」調理長・鷹見さんが「かぬまふるさと大使」に

委嘱状を手にする鷹見さん(左)

 【鹿沼】市は22日、末広町出身で、帝国ホテル「日本料理寅黒(とらくろ)」(東京都千代田区)の調理長鷹見将志(たかみまさゆき)さん(33)=東京都=に「かぬまふるさと大使」を委嘱した。

 鷹見さんは東中、宇都宮短大付属高調理科を卒業。高校時代、父直人(なおと)さん(59)が経営する貝島町の日本料理店「みしま」でアルバイトとして働いた後、人気和食店「神楽坂 石かわ」(東京都新宿区)などで修業を積んだ。2021年、帝国ホテル唯一の日本料理店である寅黒の開業に伴い、同店の調理長に就いた。22、23年にはミシュランガイドの一つ星を獲得した。

 芸能人や外国人など来店客を相手に故郷・鹿沼の話をする機会も多いという。佐藤信(さとうしん)市長から委嘱状を受け取った鷹見さんは「イチゴやそば、ニラなど鹿沼産の食材を店の料理に取り入れて、いろんなお客さまに鹿沼の良さを広めたい」と語った。任期は2年間。同大使の委嘱は31例目。

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