【F1】角田裕毅をリタイアさせたマグヌッセン 海外でも酷評「マリオカートと勘違いしている」

中国GPで角田裕毅と接触したハースのマグヌッセン(ロイター)

F1中国グランプリ(GP)決勝(21日、上海)で、RBの角田裕毅(23)に追突してリタイアに追いやったケビン・マグヌッセン(31=ハース)に海外で批判が高まっている。

角田は好スタートから順調な走りを見せていたが、セーフティーカーが入った後の27周目にアクシデントが起きた。右コーナーに入った際に、直後を走っていたハースのマグヌッセンが無謀な突っ込みを見せて角田のマシン後部に激突。スピンした角田はレース続行不可能となり、リタイアを強いられた。

前にいた角田に非はない形だけに、マグヌッセンには厳しい声が集中。特に海外ファンは手厳しく、ネット上では「マグヌッセンはF1をマリオカートと勘違いしている」「コーナーのトップ付近では、彼のフロントタイヤは角田の車の後ろにあり、実質的に彼のペースは角田の車よりも遅かったので、追い越しをあきらめるのが鉄則だった」「スチュワード(審査委員)は彼のルール無視の露骨さをすぐに厳しく取り締まり、タイムペナルティーを彼に与えた。すべてのドライバーが、スポーツのルールと規則を順守しなければならないことを厳しく思い出させるものとなった」と酷評が相次いでいる。

マグヌッセンは第2戦サウジアラビアGPでもハースの小松代表による〝脱法戦略〟で角田と激しいバトルを展開し、物議を醸したばかり。両者の因縁バトルは今後も続きそうだ。

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