「思い出の品がまだ…」 24年前のタイムカプセル、開封後も80人引き取らず 群馬・館林市の小学校

まだ引き取られていないタイムカプセルの封入品

 24年前に館林五小(群馬県館林市)の児童らが埋め、昨年11月に開封したタイムカプセルの封入品約80人分がまだ持ち主の元に戻っていないことが分かった。当時の関係者は「思い出の品。ぜひ取りに来て」と呼びかけている。

 封入品はB5判の用紙に旅行などの楽しかった思い出や「ケーキ屋さん」「野球選手」といった将来の夢、保護者のひと言などを書き、写真を貼ってラミネート加工している。

 タイムカプセルは館林市の第五小学校地区子ども会育成連絡協議会が企画した。在校生約400人の品などを入れ、市赤羽公民館内に埋めた。開封式では当時の児童ら約30人が掘り出した。

 開封式後に同公民館へ取りに訪れた人も多いが、まだ残っているため「公民館だより」などで引き取りを呼びかけている。

 世話人の吉野高史さん(66)=赤生田町=は「連休で帰省した友人らにも声をかけ、ぜひ持ち帰って」と話している。

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