宮内庁インスタがフォロワー100万突破 実現あるか…佳子さま登場の〝メリット〟を識者指摘

佳子さまの登場はあるのか…

今月1日から宮内庁がスタートさせたインスタグラムが3週間でフォロワー100万を突破している。一方で宮内庁は公式サイトで〝なりすまし〟アカウントへの注意を呼び掛けるなど注目ゆえの余波も起きている。国際的なアピールのためにはより多くのフォロワー増が期待されている。

宮内庁以外の省庁によるインスタのフォロワー数は総務省は約2400、外務省は約3600、文部科学省は約3万4000、経産省は約1万6000、防衛省は約8万3000、そして首相官邸は29万となっている。こうして見ると、3週間で100万突破のすごさが分かる。

これだけの注目度だけに弊害もある。宮内庁は「宮内庁が運用しているSNSアカウントは、インスタグラムの宮内庁公式アカウント以外に存在しておりません。宮内庁や天皇皇后両陛下を始めとする皇室の方々を装ったなりすましアカウントには、十分に注意し、必要に応じて宮内庁、SNS事業者等にご相談ください」と訴えている。

具体的にどんななりすましアカウントが存在するのかは示されていないが、探してみると佳子さまの名前と写真を使ったSNSアカウントは存在していた。フォロワー数は多くなく影響はなさそうだが、宮内庁からすれば迷惑なのだろう。

宮内庁のインスタグラムは過去に小室圭さん、眞子さんの結婚の時など、皇室関連でSNSが荒れて誹謗中傷や不正確な情報があふれたことを受けて、宮内庁として積極的に正しい情報の発信が必要と考え、開設することになっていた。フォローはオランダ王室のみとなっている。投稿はこれまで31あり、最新の投稿では天皇皇后両陛下の活動が紹介されていた。

ネットでは佳子さまの登場を願う声も多いが、現状は天皇皇后両陛下が中心の投稿となっている。一方でテレビ朝日のニュース情報サイト「テレ朝ニュース」の公式インスタは皇室情報の投稿が多く、佳子さまの動画の人気が特に高い。

現状の宮内庁インスタに佳子さまが登場するのか、ほかの皇族は別でSNSを検討するのか、やり方はさまざま考えられる。投稿方法によっては宮内庁の考える若年層へのアピールにもつながる。

ITジャーナリストは「以前、佳子さまはダンス写真が週刊誌などで報じられ、世間で驚かれたことがありました。インスタでプライベートの飾らない姿を見せておくと、それがワンクッションとなって宮内庁が意図しない写真がメディアに出ても反響は大きくならない。ある意味でマスコミ対策にもなります」と指摘した。

英王室のインスタは1337万フォロワーを誇る。少しでも迫れるか。

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