ドイツ財務相「独車は世界最高、中国との競争を恐れる必要はない」―米メディア

ドイツのリントナー財務相は18日、米CNBCのインタビューで、ドイツの自動車メーカーについて「依然として世界最高と考えられている」とし、「中国との競争を恐れる必要はない」と語った。

ドイツのリントナー財務相は18日、米CNBCのインタビューで、ドイツの自動車メーカーについて「依然として世界最高と考えられている」とし、「中国との競争を恐れる必要はない」と語った。

中国メディアの観察者網によると、国際通貨基金(IMF)の春季会合に出席するため米ワシントンを訪れていたリントナー氏はCNBCのインタビューで、イエレン米財務長官が電気自動車(EV)や太陽光発電設備などクリーンエネルギー関連産業における中国の過剰生産に警戒感を示したことに関連し、ドイツのEV産業に悪影響を与えることを懸念しているかとの問いに、「ドイツ車は世界最高の車だ。内燃機関車か電動車かは関係ない」「ドイツの自動車メーカーは世界をリードしており、中国との競争を恐れる必要はない」と述べて否定した。

欧州連合(EV)は中国のEV補助金に対する調査を開始した。リントナー氏は「調査で事実と判明すれば、欧州は措置を決定しなければならないだろう。しかし、これまでのところ、中国がEVやその他の産業に関して実際にこのダンピングアプローチに従っているかどうかは明らかにされていない」と指摘した。

これらの措置はどのようなものになるかとのに問いに対しては、「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と述べた。これはイエレン氏のコメントと同様で、イエレン氏は今月初めにCNBCに対し、中国への輸出品に対する関税を含むあらゆる措置を排除しないと語っていた。(翻訳・編集/柳川)

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