老いた愛犬が死ぬ前にキューピッドに…飼い主の米国人女性がパイロットと交際を始めたワケ

アドリさんとネリー(本人のフェイスブックから)

米国人女性のアドリ・ペンドルトンさん(29)は昨年破局するまでの6年間、恋人、それに2匹の愛犬とオランダのアムステルダムで一緒に暮らしていた。

恋人と別れた後、故郷のカリフォルニア州レディングに帰ろうとしたが、ひとつ大問題が。愛犬の1匹、ボーダーコリーの「ネリー」が高齢(15歳)と持病のため、旅客機の貨物室に乗せて運ぶのが危険だったということ。しかし、大きな犬を旅客と一緒に乗せてくれる航空会社はなかった。

そこでSNSやクラファンで事情を説明し、プライベートジェットに乗る資金を集めようとしたところ……ドイツ人パイロットのニクラス・シュトエテラウさんから「近くニュージャージー州に行く仕事が入ってます。そこまでなら超低価格で乗せてあげるよ」というオファーが。

メッセージをやりとりしてニクラスさんが誠実な人だと確信したアドリさんは今年1月、ミラノの空港で落ち合い、ニクラスさんに同州ニューアークまで、自身と愛犬2匹を連れて行ってもらった。

この旅をきっかけに2人は意気投合。遠距離恋愛ながら交際を始めた。

しかし悲しいことに、ネリーは帰国して約1カ月後に死んでしまったそうだ。

アドリさんは「ネリーが最後に新しい恋人とのキューピッドになってくれました」と涙ながらに語った。

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