遠藤航が「限界に達している」 リバプール“MF問題”再燃?…英見解「見直す必要ある」

フル稼働の遠藤に疲労の色…リバプール中盤補強に現地言及

イングランド1部リバプールは4月に入り、それまで負けなしだった本拠地アンフィールドで連敗を喫するなど苦戦を強いられていた。リバプール専門メディア「Anfield Watch」は新加入ながらレギュラーとして活躍してきた日本代表MF遠藤航の疲労を指摘し、今夏の移籍市場でも中盤の補強が必要になる可能性を報じている。

今季リバプールに加入した遠藤はここまで公式戦38試合に出場。加入当初は出番が限られたが、負傷者が増えた昨年12月頃からスタメンに定着。特に年明け以降はアジアカップ参加時を除き、ほぼすべての試合に出場してきた。

そうした影響もあってか、4月に入ると疲労の色が見え始め、直近数試合はパフォーマンスの低下が指摘されていた。チームとしても勝ち点を落とす試合が増えていたなかで、直近のフルハム戦(3-1)はリーグ戦で4試合ぶりのフル出場を果たすなど勝利に貢献したが、シーズンのクライマックスに向けてコンディションには不安を残している。

「Anfield Watch」は「遠藤は限界に達している。MFの問題を解決すべき時がきている」と遠藤の疲労によってリバプールが抱える問題が浮き彫りになっていることを指摘。「フォーカスすべきはディフェンスかもしれないが、昨夏に完了したかに思われた中盤の大改革について、新しい目で見直す必要があるかもしれない」と伝えた。

リバプールは昨夏に前キャプテンのMFジョーダン・ヘンダーソン、MFファビーニョといった主力MFを大量に放出。その代わりにアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、遠藤らを補強し中盤の顔ぶれを一新した。

その遠藤を含む新加入選手たちがすぐさま中心選手として活躍をしてきたが、終盤戦に入ってチーム全体が息切れを起こしていることもあり、今夏にはエンジンルームのさらなる補強を行う必要性が浮かび上がっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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