開業100周年、駅に息づく風景をポスターに 広島電鉄宮島線21駅それぞれ展示

西広島電停に掲示された沿線の魅力を紹介するポスター

 広島電鉄(広島市中区)は、宮島線沿線の日常の魅力をPRするプロジェクト「生活沿線 宮島線」を始めた。第1弾として、22日から各駅に個人商店や風景などのポスターを掲示していく。2022年8月に迎えた開業100周年の記念事業の一環で、沿線の集客と活性化を目指す。

 展示は「宮島線と、二十一の風景と。」。主に縦90センチ、横180センチのポスターを全21駅に順次掲げる。広電の社員が歩いて探した飲食店や立ち飲みができる精肉店、景色のきれいな場所などを、1駅につき1カ所ずつ写真と文章で紹介する。

 全ポスターをまとめた冊子も1万部作り、西広島電停そばの交流スペース「コイプレイス」や、ポスターに載せた店などで無料配布する。掲載施設の地図や情報を載せた特設サイトも開設した。

 沿線を歩く周遊企画なども検討している。広電は「沿線の住民が、普段使わない隣の駅の魅力を知るきっかけになれば」と期待している。

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