大根島ボタン 色とりどり40万本 GW控え開花早まる傾向、5月6日まで「祭り」 島根県

「大根島ぼたん祭」が始まり、色とりどりのボタンの花を楽しむ観光客=松江市八束町入江

 「大根島ぼたん祭」が21日、松江市八束町波入の市八束支所を中心に始まった。切り花品評会やステージ発表、大根島うまいもの屋台村などが楽しめる。5月6日まで。

 松江市大根島ぼたん祭実行委員会が主催し、32回目。初日は、メイン会場の同支所で、八束学園吹奏楽部や地元ミュージシャンによるライブ演奏があり、地元住民らが聞き入った。

 大根島うまいもの屋台村は八束町近辺の飲食店11店が集まり、みたらし団子などのスイーツやウナギのおにぎりなどが並び人気を集めていた。

 八束町内にはボタン生産者が60カ所に350種類40万本を植え、さまざまな場所で色とりどりのボタンを楽しめる。

 近年、ボタンの開花は早まっていて、ゴールデンウイーク前に咲き始めている。広島県熊野町から家族旅行で訪れた主婦の田頭貴子さんは「ボタンが咲いている時期に来られてラッキーだった」と喜んだ。

© 山陰中央新報社