アーセナルDFティンバー、約8カ月ぶりの実戦で即ゴール!…強烈ミドルでネットを揺らす

アーセナルに所属するオランダ代表DFユリエン・ティンバーが実戦復帰を果たしたようだ。

ここまでリーグ戦33試合を消化し、23勝5分5敗という成績を収めているアーセナルは、勝ち点「74」で並ぶリヴァプールを得失点差で上回り、1試合消化の少ないマンチェスター・シティに暫定「1」ポイント差をつけ首位に立っている。既にチャンピオンズリーグ(CL)とFAカップから敗退しており、今シーズンの残りはリーグ戦5試合のみ。今後はチェルシー、トッテナム、ボーンマス、マンチェスター・ユナイテッド、エヴァートンとの対戦が控えている。

そんななか、ひざの重傷により長期離脱を強いられていたユリエン・ティンバーが、約8カ月ぶりにピッチへ戻ってきたようだ。アーセナルの発表によると、同選手はU-21チームの一員として、現地時間22日に行われたプレミアリーグ2第17節延期分のブラックバーン戦に先発出場したとのこと。前半のみのプレーに留まったが、ボックス左角付近からゴール右上隅に強烈なミドルシュートを突き刺すなど、随所で好パフォーマンスを披露したようだ。

久々の実戦復帰を果たし、いきなりゴールという結果を残したティンバー。U-21チームを率いるメフメット・アリ監督は同選手について「彼は大変な思いをしたが、戻ってきてからの姿勢は素晴らしかった。それがトップチームであろうと、我々とのトレーニングであろうと、若い選手たちにとって良い規範であり、今夜のパフォーマンスもそれを示していた」と言及。その上で「彼は素晴らしいゴールを決め、フィニッシュを実行する驚異的な能力を示した。 彼の意思決定と45分間のパフォーマンスは非常に強力なものだったよ」と賛辞を送った。

なお、チェルシー戦の前日会見にてティンバーの状態について問われたアーセナルのミケル・アルテタ監督は、トッテナム戦での復帰の可能性について「それは早いステップだ」と指摘しつつ、「彼は本当に良いトレーニングをしてきたし、準備はできているようだ。機会が必要だと思うし、その後に適切なタイミングか、それとも早すぎるのかを判断する。最終節に連れて行けるよう努力するよ」と語っている。

現在22歳のティンバーはオランダ屈指の名門アヤックスで頭角を表し、昨年夏に推定3400万ポンド(約65億円)と報じられた移籍金でアーセナルに加入した。プレシーズンでは左右のサイドバック(SB)を主戦場にプレーし、活躍への期待が高まっていたが、昨年8月のプレミアリーグ第1節ノッティンガム・フォレスト戦で右ひざを負傷。後に前十字じん帯損傷と診断され、長期離脱を強いられていた。

【動画】ティンバーが約8カ月ぶりの実戦でいきなりゴール!

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