SUVの維持費を7000円ほどに見積もっていますが、平均はどれくらい?
車にかかる費用には、ローンの返済のほかにも毎月発生する維持費があります。
維持費の主な項目として、保険料・燃料代・駐車場代・修理代などがありますが、費用は車種によって異なります。
ソニー損保保険株式会社が実施した「2023年 全国カーライフ実態調査」によると、車の維持費の月平均は1万3500円でした。
車種によって維持費には差が出ますが、最も安いのは軽自動車の1万1000円、最も高いものはSUV・クロカンの1万7600円でした。
同調査から、SUVは維持費が高くなる車種であることが分かります。
ただし、車の維持費は人によっても異なります。
SUV・クロカンの場合の維持費を金額別にまとめると以下の通りです。
__●5000円未満:10\.1%
●5000円~1万円未満:27.9%
●1万円~1万5000円未満:24.8%
●1万5000円~2万円未満:11.6%
●2万円~3万円未満:7.0%
●3万円~4万円未満:7.8%
●4万円~5万円未満:3.1%
●5万円以上:7.8%__
SUVの維持費を1万円未満におさえている方の合計は38%で、7000円におさえることも可能であることが分かります。
しかし大半は1万円以上をかけていることから、実際に7000円ほどにおさえることはとても難しいと考えられます。
SUVの購入で毎月の支払いが厳しい場合はどうする?
SUVに乗っている人の毎月の平均維持費は1万7600円です。
維持費を7000円ほどに見積もっている場合は、なるべく安い自動車保険に加入したり、単価の低いガソリンスタンドで給油したりするなど、維持費の節約にかなり気をつける必要があります。
それでも維持費を7000円ほどにおさえることが難しい場合は、以下の方法を検討できるかもしれません。
新車ではなく中古車を購入する
毎月のローン返済額を減らして毎月の出費をおさえるために、新車ではなく中古車の購入を検討できるでしょう。
中古車であれば、購入価格に大きな幅が出るため、予算に合わせて選べます。
ただし年式の古い車など価格だけで選ぶと、かえって部品の交換や修理代が負担になるおそれもあるため注意が必要です。
カーシェアリングなどサブスク(サブスクリプション)サービスを活用する
SUVのような車両価格や維持費が高くなりやすい車種の場合は、サブスクサービスを活用して乗車する方法も検討できるでしょう。
例えばカーシェアリングであれば、数分単位で気軽にSUVに乗れます。
業者にもよりますが、10分150~200円や、15分300円のように、短時間で利用できることがメリットです。
毎月定額で維持費も含まれているカーリースを利用して、数年単位でSUVに乗る方法もあります。
毎月2万円~3万円台で乗れるSUVもあり、購入してローン返済と維持費を支払うよりも安くなる可能性があります。
各サービスの特徴を理解したうえで利用することで、維持費を心配することなくSUVに乗れるようになるかもしれません。
SUVの維持費の月平均は1万7600円! 負担にならないように無理のない計画を立てよう
SUVの維持費の月平均は1万7600円で、ほかの車種と比較しても高くなる傾向にあることが分かりました。
実際の維持費は人によって異なりますが、7000円ほどを見積もっている場合は、節約にかなり気をつける必要があるでしょう。
毎月の出費をおさえてSUVに乗りたい場合は、新車ではなく中古車を購入してローンの返済額を少なくできるかもしれません。
または数分単位で乗れるカーシェアリングや、数年単位で契約するカーリースなど、維持費の心配をせずにSUVに乗れるサブスクサービスの利用も検討するとよいでしょう。
出典
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー