ラファ戦闘は市民退避「6週間」 米紙が報道、被害拡大に懸念

 【エルサレム共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は22日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファへのイスラエル軍の侵攻計画について、市民の退避が「2~3週間」、戦闘は「少なくとも6週間」続くと見込まれていると報じた。ラファには多数の避難者らが集まっており、軍の侵攻によって市民被害が拡大することが懸念されている。

 軍は、ラファに段階的に侵攻する。退避場所には、テントや食料配給センター、野戦病院のような医療施設を設けるという。

 イスラエルは、ハマスが拘束する人質の解放とハマス壊滅を目標に掲げている。ネタニヤフ首相は21日のビデオ声明で、近くガザへの攻勢を強める考えを表明している。

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