NEC、英ベンチャーキャピタル運用ファンドに出資–アーリーステージを支援

NECは4月22日、宇宙分野に特化したベンチャーキャピタル英Seraphim Space Managerが運用する「Seraphim Space Venture Fund II」に出資したことを発表した。

Seraphim Spaceはこれまで100社以上の宇宙関連スタートアップ企業に投資していると説明。シードステージからレイターステージまでに投資。人工衛星の製造から打ち上げ、宇宙ステーション、デブリ除去などの「アップストリーム」、気候や通信、IoT、測位などの衛星データを利活用する「ダウンストリーム」まで業界トップクラスの幅広い投資先があるとしている。

今回NECが出資するSeraphim Space Venture Fund IIは、世界中のアーリーステージの宇宙関連スタートアップ企業を支援するために設立されたという。NECのANSビジネスプランニング統括部長の広瀬悦子氏は以下のようにコメントしている。

「NECは長年、人工衛星の開発・製造をはじめとした宇宙関連事業に携わってきました。さらなる事業の拡大に向けて衛星SAR(合成開口レーダー)を活用したインフラや地盤などのモニタリングサービスの提供など、さまざまな社会課題を解決するための新たな価値創造に取り組んでいます。このたびのファンドへの出資を通じて、アップストリームからダウンストリームまでの領域の投資先企業との協業を推進することで、グローバルでの宇宙関連事業の拡大を目指します」

関連情報
NECプレスリリース

© 朝日インタラクティブ株式会社