米国で緑色のゴールデン・レトリバー誕生 原因はビリベルジン

緑色のゴールデン・レトリバー(ゴールデン・トレジャー・ケンネルのTikTokから)

米国で緑色のゴールデン・レトリバーが誕生した。TikTokに動画を投稿したキャロル・デブルーラーさんは「世界と共有できることに興奮している」と語る。米誌ピープルが22日、報じた。

ゴールデン・レトリバーの子犬がブロンドではなく、緑色の被毛で誕生した。この子犬は8頭の兄弟の中で最も小さく、3月3日にフロリダ州ペンサコーラで生まれ、濃い緑色。シャムロックと名付けられた。残りの子犬はブロンドだ。

デブルーラーさんは夫のグレッグさんと犬育成施設「ゴールデン・トレジャー・ケンネル」を17年間、運営している。ここまで濃い緑色を初めて見たという。

デブルーラーさんは「明るい毛色の子犬に多少の緑色やわずかな色合いがあることは珍しいことではないですが、通常、生まれたばかりの子犬の緑色はこするとすぐに落ちてしまいます。私たちは彼女をこすりましたが、緑色は落ちませんでした。珍しいです。最初は濃い緑色でしたが、時間がたつと明るいライムグリーンに変わりました」と語る。

TikTokの中でデブルーラーさんは、シャムロックが子宮内でビリベルジン(胆汁色素)によって緑色に染まったと説明している。ビリベルジンは緑色のアザのもととなる色素で、胎盤を通して羊水に混ざって、シャムロックの毛が染まったという。

緑色は徐々に薄れていき、現在はブロンドになっている。

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