遠野市のNPO法人遠野エコネット(千葉和(なごみ)代表理事)が同市附馬牛(つきもうし)町の山林に整備した交流拠点「遠野森のがっこう」は20日、オープンした。日本財団(東京)の「子ども第三の居場所」事業に採択され、散策やまき割りなどさまざまな体験メニューを提供。豊かな自然環境を生かし、誰もが気兼ねなく集える「もう一つの居場所」を目指す。
現地で約70人が参加して開所式が行われ、地元神楽の披露やミニマルシェなどで祝った。
千葉代表理事(60)が所有する森林を切り開き、隣接する国有林を合わせた数十ヘクタールを活用。豊かなフィールドには田畑や川、広場があり、森歩きや農業体験、たき火、キャンプなどが楽しめる。月に数回、イベントやワークショップでツタの籠作りや星の観察会などを予定する。
営業は月、水、金曜の午後1時~同7時と土曜の午前10時~午後6時で変更する場合がある。入場無料。別途参加費が必要なイベントやワークショップがある。問い合わせは同施設ホームページのフォームへ。