1‐3月期の北京の外国人旅行客が前年同期比3倍以上に―中国

今年第1四半期に北京を訪問した外国人旅行客は前年同期比3.1倍増の延べ46万9000人と、2019年の67.2%にまで回復した。

北京市文化・観光局は20日の取材に対して、今年第1四半期(1-3月)に北京を訪問した外国人旅行客は前年同期比3.1倍増の延べ46万9000人と、2019年の67.2%にまで回復したことを明らかにした。国際観光収入は前年同期比225.8%増で6億5000万ドル(約1000億円)に達し、2019年の67.4%にまで回復した。中国新聞社が伝えた。

同局が発表したデータによると、査証(ビザ)免除措置が目に見えて功を奏している。第1四半期、ビザ免除措置の対象となっているスイスやアイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルクから北京に来た観光客が大幅に増加し、前年同期比約5倍の増加となった。

データによると、同期に北京を訪問したアジアからの観光客が占める割合は欧州からの観光客を上回った。アジアから来た観光客(香港・マカオ・台湾は含まず)が占める割合は44.1%と、2019年と比べて7.2ポイント上昇した。特に東南アジアからの観光客の回復状況が良好となっている。一方、欧州から来た観光客が占める割合は24.6%で、4.7ポイント下降した。

同局は、「北京は今後、国際線の輸送能力増強を加速させ、『一帯一路』共同建設国と結ぶ国際線路線を拡大し、北京首都国際空港・大興国際空港と米国などを結ぶ国際線の運航再開を加速させ、東南アジアや西アジアと結ぶ国際線を強化する。さらに、海外で発行されたクレジットカードがさらに多くの場所で利用できるように取り組む」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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