中国深圳市の貿易額、1~3月は1兆元を初突破

中国深圳市の貿易額、1~3月は1兆元を初突破

深圳市の塩田港。(資料写真、深圳=新華社配信)

 【新華社深圳4月23日】中国広東省深圳税関がこのほど発表した同市の第1四半期(1~3月)の貿易額は前年同期比28.8%増の1兆200億元(1元=約21円)で、この10年の1~3月で初めて1兆元を超えた。

 輸出は28.2%増の6424億4千万元、輸入は29.9%増の3778億5千万元。外需が上向き、貿易の安定政策も引き続き効果を発揮し、経営主体(企業や事業体)の信頼感が高まるなどのプラス要因にけん引され、同市の貿易は好スタートを切り、年間を通じた貿易の安定した増加に確かな基盤を築いた。

 経営主体別の貿易額は民間企業が45.2%増の7209億6千万元で、全体の70.7%を占め、前年同期から8.0ポイント上昇し、引き続き貿易の主力となっている。外商投資企業(外資系企業)は2.0%増の2526億3千万元で24.8%を占めた。

 貿易方式別では、一般貿易額が42.7%増の5820億7千万元、保税物流方式による貿易額が29.9%増の2440億7千万元で大きく伸びた。

 貿易相手別では、東南アジア諸国連合(ASEAN)が38.4%増の1656億4千万元で引き続き最大の貿易相手となり、上位10カ国・地域で合わせて全体の74.9%を占めた。

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