多才な開高健に迫る 4月27日から茅ヶ崎市開高健記念館で企画展 茅ヶ崎市

1956年2月に開高が最初に制作した新聞コピー=提供

晩年を茅ヶ崎で過ごした昭和の文豪・開高健(かいこうたけし)の企画展「広告人・開高健の三つの顔」が4月27日(土)から9月29日(日)まで、茅ヶ崎市開高健記念館(東海岸南6の6の64)で開催される。開館日は金・土・日曜と祝日(臨時休館あり)で開館時間は午前10時から午後5時(入館は30分前まで)。観覧料は200円。

同展では小説家、ルポルタージュ作家、エッセイスト、旅人、釣り師など多才な側面を持つ開高が生涯にわたって携わってきた「広告人」としての顔に焦点を当てる。サントリーのPR誌「洋酒天国」全60巻の一挙展示や、開高にゆかりのサントリーCMも放映。開高が残した足跡を「PR誌編集発行人」「コピーライター」「CMタレント」の3つのジャンルに分け、作品などを通じてそれぞれの顔に迫る。

加えて、主催する開高記念会の理事で小説家の藤森益弘さんを講師に招き、5月4日・7月6日(いずれも土曜)の午後1時から2時に展示レクチャー、6月1日(土)には記念講演(午後1時から2時30分)を開催する。詳細は同館ホームページまたは事務局【電話】0467・87・0567へ。

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