静岡・三島駅南口/商業・住宅・オフィス・医療拠点などの複合施設、27年度完成

ミサワホームは4月19日、静岡県三島市の「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業」が15日に着工したことを発表した。

<市街地イメージ>

同事業は、三島駅南口東街区A地区市街地再開発組合ならびに、同組合の参加組合員であるミサワホーム、東レ建設、野村不動産、三菱地所レジデンスの5者が推進するもの。今後、参加組合員の各社は、同事業が「『健幸』都市みしま」の新しいランドマークとして、2027年度内の竣工を目指し、静岡県、三島市、事業関係者と協力し、事業を推進していく。

<事業コンセプト>

事業の共有コンセプトは「みんながイキイキ行き交う駅前-EKIKKI(エキッキ)-」。三島市が策定した三島駅周辺グランドデザインに沿う都市計画により、三島駅南口東街区に「広域健康医療拠点・スマートウェルネスフロント」を整備する計画とした。隣地で計画する事業用定期借地事業(B地区)と一体的に、住宅や店舗、オフィス、ホテルに加えて、医療・子育て支援施設などを導入する。

<配置計画図>

三島駅南口東街区では、第一種市街地再開発事業を推進するA地区と、今後、着手予定の事業用定期借地事業に取り組むB地区を一体的に開発する計画だ。施設建築物としては、A地区に4棟(A~D棟)、B地区に2棟(E~F棟)、合計6棟の建物建設を行う。A地区には、駐車場、医療施設、子育て支援施設、店舗、事務所、住宅。B地区には、店舗、ホテルなどの機能の導入を予定している。

■三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業
建設地:静岡県三島市一番町の一部
アクセス:JR東海道新幹線/東海道本線「三島」駅徒歩2分
施設概要:A棟~D棟の計4棟(駐車場、医療施設、子育て支援施設、店舗、事務所、住宅)
用途地域:商業地域(容積率400%、建蔽率80%)、準防火地域、高度利用地区
敷地面積:再開発エリア(A地区)1万50m2
延床面積:5万5765m2
構造・規模:鉄筋コンクリート造ほか
新築着工:2024年4月15日
竣工予定:2027年度
事業主体:三島駅南口東街区A地区市街地再開発組合
参加組合員:ミサワホーム(代表企業)、東レ建設、野村不動産、三菱地所レジデンス
工事監理:アール・アイ・エー
施工:東急・小野・山本建設工事共同企業体

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