【東京発】「LOCAL FISH CANグランプリ2024」開催決定!

高校生が地域の海の課題を解決!「LOCAL FISH CANグランプリ2024」が今年も開催!

出典:リビング東京Web

「LOCAL FISH CANグランプリ2024」

全国の高校生が地域の課題魚「LOCAL FISH」を利用した、オリジナル缶詰を開発して競い合う大会「LOCAL FISH CANグランプリ2024」が今年も開催決定。4年目の今回は缶詰以外にもレトルトパウチや加工品などでのエントリーが可能になりました。

海の現状課題や海の未来展望を知り、海にもっと関心を持ち、自らアクションを起こすきっかけを作り、LOCAL FISHを利活用することで、地域の活性化にもつなげていくプロジェクト。現在出場チーム募集中です。

【LOCAL FISHとは】

海の地域課題を包括している「課題魚」として定義。

日本の各地域にはさまざまな問題を抱えた「課題魚」があり

例えば…

・大分県では、近年で海藻を食べてしまうブダイが増え、磯焼けに悩まされているためブダイが課題魚となっています。

・熊本県ではアサリを食い荒らしてしまうクロダイに漁業関係者が悩まされています。

・富山県では、温暖化の影響でシイラの漁獲量が増加していますが、シイラを食べる文化がないため価値がありません。

今年も地域を元気にする、高校生のアイデアに期待大ですね!

エントリー情報

■エントリー期間

2024/4/11(木)〜6/30(日)

■応募条件

日本国内の高校生・高等専門学校生(3年生まで)・中等教育学校生(4〜6年生)で個人もしくはチーム ※チームは何名でも参加可能

■選考内容

⓵ 一次審査【動画審査】

応募書類(エントリーシート/動画)にて審査

⓶ 二次審査【予選大会】

オンラインによるプレゼンテーションにて審査

⓷ 全国大会【決勝大会 10/13(日)】

東京で行われるステージプレゼンテーションにて審査、販売体験や交流会も実施

2023年大会受賞作品

■2023年最優秀賞

ブリの骨じゃん~中落ち丸ごと~ 愛媛県立長浜高等学校(愛媛県)

出典:リビング東京Web

2023年最優秀賞・ブリの骨じゃん(ブリ中落ち・中骨)

開発ストーリー:愛媛県の養殖ブリは長年全国トップクラスの生産量を誇っています。私たちの学校も水族館を運営しており、”ブリ”も生徒が中心となって飼育・研究をしています。出荷の際、”ブリ”の中落ち部分は、同じ栄養価があるにも関わらず、大きな背骨(中骨)の存在が原因で、大部分が廃棄されてきました。これまで未利用であった、背骨を柔らかく食用できるよう加工することで、中落ち丸ごと美味しく味わえる缶詰を開発しました。

■2023年優秀賞

ばり!うま!アイゴ?アヒージョ レモン味 学校法人関西学園 岡山高等学校(岡山県)

出典:リビング東京Web

2023年優秀賞・アイゴのアヒージョ缶詰!(アイゴ)

開発ストーリー:瀬戸内海においても、温暖化が原因による海水温度の上昇で、昔は獲れなかった”アイゴ”が近年増えてきました。 ”アイゴ”は、海藻類を食べてしまうことから海の厄介者といわれています。しかし、正しく調理すればとても美味しい魚です。海の厄介者である”アイゴ”の美味しさを知ってもらうべく、缶詰を開発しました。

■2023年ベストストーリー賞

黒ダイの白シチューBlack in White おかやま山陽高等学校 (岡山県)

出典:リビング東京Web

2023年ベストストーリー賞 黒ダイの白シチュー(チヌ)

開発ストーリー:寄島漁港は、牡蠣の養殖が盛んですが、”クロダイ”による食害被害の拡大が問題となっています。以前は、食用されていた”クロダイ"ですが、臭みや傷みやすさから近年はあまり食用されておらず、食害対策としてもう一度”クロダイ”の美味しさを発信したく、缶詰を開発しました。

今年はどんなアイデアが誕生するのか楽しみですね。

応募の詳細は下記リンクから確認を。

「LOCAL FISH CANグランプリ2024」HP

※最新情報は公式HPで確認を。

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