聞き違いで監督退場「史上最悪」 “部外者”のヤジが起こした珍事「マジで酷い」

アスレチックス戦で退場処分になったヤンキースのアーロン・ブーン監督【写真:Getty Images】

ヤンキースのアーロン・ブーン監督の不可解すぎる退場処分に「これは馬鹿げている」

■アスレチックス 2ー0 ヤンキース(日本時間23日・ニューヨーク)

ヤンキースのアーロン・ブーン監督が22日(日本時間23日)、本拠地でのアスレチックス戦で受けた退場処分が大きな反響を呼んでいる。先頭打者への死球をめぐってファンが判定に抗議したのを“勘違い”した球審が監督に退場を宣告。予想外の展開にSNSでは「これは史上最悪の退場?」「ちょっと待て、マジかよ」とのコメントが相次いでいる。

初回、アスレチックスのエステウリー・ルイーズ外野手が足に死球を受けた際に、ブーン監督はスイングしたのではないかとアピール。球審のハンター・ウェンデルステット氏は次打者への投球にヤンキースベンチに向けて強い口調で警告した。これにブーン監督は左手を挙げて応じ、その直後に球審が監督の退場を宣告。突然の事態にブーン監督は両手を広げるジェスチャーで不満をあらわにした。

一連の騒動にニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」が反応。「ヤンキースの試合で、アーロン・ブーンを退場させることになった(原因の)犯人が特定された」としたうえで、その背景にはダグアウト付近にいたファンが判定に抗議し、「見たところ審判が勘違いして、不満はヤンキースの指揮官が口にしたものだと(審判が)信じていた」と言及。今回が今季2度目の退場だったことにも触れていた。

米スポーツ局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も自身のX(旧ツイッター)で「信じられない。最前列のファンが審判をやじり、アーロン・ブーンがこの試合から退場となった。これは史上最悪の退場?」と投稿。ファンからは「これは馬鹿げている」「この道化師たちは、選手やコーチ同様に試合後にメディアに対して説明する必要がある」「今年のメジャーの審判はマジで酷い」「これはクレイジーだ」などの反応であふれかえった。(Full-Count編集部)

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