西日本~沖縄 24日(水)にかけて激しい雷雨のおそれ 25日(木)以降は全国的に気温アップ

 西日本の太平洋側や沖縄・奄美は、あす24日(水)にかけて、局地的に激しい雨が降る見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。関東など東日本もすっきりしない天気が続き、あす(水)はさらに雨の範囲が広がる見通し。関東はあす(水)は肌寒くなるので、服装や体調管理に注意が必要となる。

局地的に激しい雨

 前線や湿った空気の影響で、西日本~沖縄は雨雲の広がっている地域が多い。特に沖縄・奄美は大気の状態が非常に不安定で、発達した雨雲が通るたびに雨の強まっている所がある。この方面は、あす(水)にかけても、短い時間で雨量が急に増える所がある見込み。

 西日本も太平洋側を中心に雨脚が強まる予想で、特に今夜~あす(水)朝にかけては、四国や紀伊半島で激しい雨の降る所がある見込み。17日(水)の地震で揺れが大きかった地域は、土砂災害の危険性が普段より高まっているため十分な注意が必要となる。

 あす(水)日中は、九州で天気が回復に向かうが、近畿や東日本、東北は雨の所が多い見込み。北海道も、夜には一部で雨が降り始めそうだ。なお、関東は海から冷たい空気が流れ込む影響で、日中でも17℃前後と肌寒い状態が続く見通し。

木・金は気温高い

 東日本の雨は25日(木)の早い時間には止むが、北日本は北海道を中心に午後も雨が残る見通し。暖かい空気が流れ込んで全国的に気温が高く、関東から西は25℃以上の夏日となる所がありそうだ。東京など関東は、木曜日にかけて気温の変化が大きいので注意が必要となる。26日(金)は気温の高い範囲が、北陸や北日本にも広がる見込み。

大型連休前半

 27日(土)~30日(火)は、全国的に気温が高くなりそうだ。ただ、湿った空気の影響を受けやすい日があるため、予想以上に雲が広がることも想定しておきたい。27日(土)は東・西日本で雨の降る地域が多く、30日(火)は太平洋側を中心に雲が取れにくい見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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