女性店員だまされ…自転車を安く買われる 会社員を逮捕、2万4200円の自転車を4200円で購入…偽造ギフトカード2万円分を使っていた 発行元が気付いて発覚、男性店員が通報

偽造ギフトカードで購入、容疑の男を逮捕=川口市

 偽造のギフトカードを使って自転車を購入したとして、埼玉県警川口署は22日、偽造有価証券行使と詐欺の疑いで、川口市上青木1丁目、会社員の男(61)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年10月11日、川口市内の自転車販売店で同店の女性従業員=当時(41)=に対し、偽造のギフトカード5千円券4枚を提出して、自転車1台(売価2万4200円)を買った疑い。差額の4200円は現金で払ったという。

 署によると、自転車販売店がギフトカード発行元にカードを送ったところ、発行元から偽造の疑いがあると店に戻されたという。昨年12月8日に自転車販売店の男性従業員から「カード会社から偽造の疑いがあると指摘された」などと署に通報があった。販売履歴の捜査や防犯カメラ映像の精査などから、男の犯行を特定した。偽造されたカードは正規の物と全体的な色合いが異なるという。男は「偽のギフトカードと分かった上で、自転車を購入したことは間違いない」と容疑を認めているという。署は余罪や共犯者の有無を調べるとともにカードの入手経路などを捜査している。

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