「投票所を守りたい」 全国初 オンライン立会 町長町議選で導入へ 立会人不足による投票所減少が背景

投票立会人の不足から選挙の投票所が減るのを防ごうと、鳥取県が進めるオンライン立会が、6月の智頭町長・町議の選挙で全国で初めて行われることになりました。

平井伸治 鳥取県知事
「智頭町長選挙・町議選挙で、本県もサポートしながらオンライン立会を実施することになります。」

オンライン立会は、カメラで撮影した選挙の投票所の様子をIT技術で映像として送り、別の場所にいる人が立会人の役割を果たす方策です。

公職選挙法で義務化されている立会人の確保が難しく、特に地方の市町村で投票所の数を減らさざるを得ないケースもあることから、平井知事が導入の意向を示していました。

智頭町長・町議選挙では期日前投票用の移動投票所となる車両にコネクテッドカーを活用して町内の集会所などを周り、役場にいる人がリモート会議のようなシステムで送られるオンラインの映像で様子を見て、立会人の役割を果たします。

投票日当日の投票所でもオンライン立会を導入する意向です。

5月には実際に期日前投票所となる集会所に車を配置して公開リハーサルを実施し、通信が途絶えるといったトラブルが起きた際のバックアップ方法なども詰めていくことにしています。

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