「母の話を伝えたい」被爆体験証言者・伝承者ら 新たに43人 広島

被爆体験を語り継ぐため広島市が取り組んでいる「被爆体験伝承者養成事業」に新たに43人が加わりました。

交付されたのは自身の被爆体験を話す証言者や伝承者、被爆者の子や孫となる家族伝承者の73人です。

被爆者の高齢化が進む中、思いや体験を受け継ごうと広島市が12年前から伝承者を養成しています。

被爆体験証言者には今年度新たに2人が加わり32人となりますが、81歳から94歳と平均年齢は85歳を超えます。

被爆体験伝承者 山口晶子さん(53)「引き締まってます。今から良い伝承者にならなければ」

家族伝承者 母が小1で被爆 木元誠司さん(63)「1年生だったときの母の話なので、わかりやすく伝えていければと思う」

交付された伝承者らは24日から原爆資料館を拠点に被爆体験を伝える活動を始めます。

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