夏の風物詩「山鹿灯籠まつり」に向けて紙の芸術品『灯籠』の制作が本格化

熊本の夏の風物詩、「山鹿灯籠まつり」に向けて、これから灯籠の制作が本格化します。

熊本県山鹿市の大宮(おおみや)神社で行われた制作開始祭(せいさくかいしさい)では、「刃物入れの儀」として灯籠師を代表して田中久美子(たなか くみこ)さんが、材料となる和紙を切り制作が滞りなく進むよう祈願しました。

山鹿灯籠は、和紙と糊だけで作られる「紙の芸術品」と言われ、国の伝統的工芸品に指定されて10年となります。

山鹿灯籠師 田中久美子さん「みなさんに華やかな灯籠を見ていただけるように頑張りたいと思います」

今年の山鹿灯籠祭りに向けては、7人の灯籠師が「上がり燈籠(とうろう)」と呼ばれる神事のための特別な灯籠を28基作る予定です。

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