「胸が苦しくなる…この日が来ると思い出す」献花台に花を手向ける人の姿 知床観光船沈没事故から2年 乗客の家族、損害賠償求める動きも

知床半島沖で観光船が沈没した事故から23日で2年です。現地からお伝えします。

北海道斜里町では事故から2年を迎え、このあと追悼式典が行われる斜里町漁村センターでは、花を手向ける人の姿が見られました。

知床半島沖で観光船が沈没した事故では、20人が死亡し、今も6人の行方が分かっていません。

斜里町に設けられた献花台には、朝から町民らが訪れ犠牲者に祈りを捧げました。

献花しに来た人
「まだも見つかっていない方がいるので何か少しでも見つかるといいなという気持ちで来た。胸が苦しくなるような、この日が毎年来ると思い出す」

この事故を巡っては、乗客の家族の弁護団が運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長に対し、損害賠償を求めて提訴することを明らかにしていて、早ければ5月下旬にも札幌地裁に訴えを起こすとしています。

23日は、このあと午後1時から追悼式典が行われ、乗客の家族や関係者らが参加する予定です。

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